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Flower of life

映画をよく観てます

感想:「ONCE ダブリンの街角で」★★★★☆

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    Netflixで鑑賞。映画を観る気分でもなかったのに服にアイロンかけている間観るものがほしくて、無理矢理再生ボタンを押しました。(動機がひどいですね)

    そんなナメた態度ではじめたわたしに一発ぶん殴るかのように冒頭の主人公の歌は、ひどくわたしの胸を打ったのでした…。この時点で、「最高かよ!」という気分。

 

    ストーリーはとくにふつう。なんだけど音楽がすごくいい!すごく!この映画から音楽要素すっぱ抜いたら多分ほんとに何も残らない。音楽がテーマだからそりゃそうっちゃそうなんだけど、このテーマをかりに別の何かにすり替えて同じストーリーにして成り立たせたとしても、なんの魅力もないものになってしまいそうなくらい、この劇中にでてくるオリジナル楽曲が担う役割とその魅力があまりに大きい!

    同じジョン・カーニー監督作品の「はじまりのうた」や「シング・ストリート」もどれも音楽がとびきりいい。だけど、もし音楽をぬいても、ゼロにはならないとおもう。ストーリーに感じるものが多々ある。それは作品を重ねるごとに強くなり、「シング・ストリート」は過去の作品よりもずっとストーリーが強い。それに最強の音楽をあわせたんだからそりゃ最強になるよね!すき!

 

    どこかで「この映画はMVっぽい」という感想をみたけど、確かにMVっぽい。主人公のふたりに名前はないし、セリフの代わりに音楽がなんども流れる。それにしても冒頭のギター掻き鳴らしながら力をありったけこめた歌がすごく好きだ…。

    とりわけこれは名シーンだろと思ったのは、楽器店でふたりが音をあわせるシーン!これは!最高です!このシーンだけ巻き戻して見ようかと思いました。

    こういうシーンはほんとお上手すぎて頭あがりませんよね。音楽を監督自身がやっていただけあって、ほんとうにこの楽器をあわせて徐々に音楽にしていく過程でうまれる「…ゥワァア〜…〜〜!」(文字にできない)みたいな感情を呼び起こしてくれるしそれがとても快感なんです…。

 

   ラストに関しては「はじまりのうた」と同じにおいのする終わり方だったように思います。まあダブリンからロンドンへという点では「シング・ストリート」ですね。

    すっかりもうこの監督のファンですよ…ファンといえるほど精通しておりませんけど気持ちはすでにファン…。

 

    この監督の映画を観終わると必ずサントラが欲しくなります。この作品はほかの作品より軽く観れるので、手軽さで言えば一番おすすめ。

 

 

 

おわり