わたしたちに明日はない

映画をよく観てます

感想:「思い出のマーニー」★☆☆☆☆

 

 金曜ロードショーを録画。観た感想は「なんかふわふわしてる」です。

 

 「ふわふわしてる」というのは雰囲気がゆるふわという意味ではなく、全編にわたって主人公杏奈の妄想が繰り広げられるという地に足がついてない感のことをさしています。最近の子がもつ思春期特有のじめじめした悩みから、自分のルーツを知ることですこし成長し脱却する、というのはベタにいい話になると思うんですが、ルーツを知るという部分が後半にギュッとつめこまれているだけで、前半?中盤?はもう杏奈の妄想ワールドでしかないので、「このシーンいる?」と思ってしまってました。

 リアルな人間を相手に、たとえば途中喧嘩してた杏奈いわく「ふとっちょブタ」の女子生徒(この暴言を吐いたとき、わりと辛らつなことを初対面の相手に対して思ってんな~ってちょっとびっくりしました。性格がひねくれてしまっていることがわかる…そして悪口のセンスが古い…?)とぶつかりあいながらも互いを認め合い…みたいなのがベッタベタだけど正統派な展開でありちゃんと内実ともなっていると思う…。

 

 妄想のなかで成長することってないじゃないですか…妄想って自分オンリーでしかない世界だし、他人の存在なくして成長はできないじゃないですか…。妄想の中でパーティーに参加したり三つの質問とやらを空想で作り上げた人物と交し合ってどうするっていうんですか…。まあ自分の中で問答しているのかもしれないですけれど、それだけじゃひとって成長しえないじゃないですか…!

 まんなかぶったぎって序盤と後半つなぎあわせたらいい感じに尺も短くなって話もコンパクトになるしいいんじゃないですかね?(無責任)

 

 湿地の感じや自然に生きる鳥たちの描写はとてもきれいだし、音楽もいいかんじでした。ただなんで外国人要素が必要だったのかがよくわからない。原作はイギリスが舞台で、それを日本におきかえた名残っていうのはわかるんだけど、その名残いる?

 

 

 もっと都会から田舎にやってきた子が田舎の自然にめぐまれた環境で地元の子らとやんやしながらすこし大人びる、みたいな話だったら個人的によかったなあっておもってしまいました。ジブリは幼いころから大好きなので、次回作に期待します!偉そうにいってごめんねジブリ先生!

 

おわり