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Flower of life

映画をよく観てます

感想:「ミニオンズ」★★★☆☆


映画『ミニオンズ』予告編 - YouTube

 

 待ちに待った「ミニオンズ」!しっかり3Dで鑑賞してまいりました。わたしは「怪盗グル―とミニオン危機一髪」でミニオンの愛らしさにハートを撃ち抜かれたクチでして、この作品ではじめて「3D映画って楽しい!」と思えたというのもあり、今回のミニオンにスポットライトを当てた本作をとても楽しみにしていました。

 結果やっぱり楽しかったです。むしろ言ってしまえば楽しさしかない。

 

 前回3Dで鑑賞した際に3Dメガネを持ち帰れたので、今回はそれを持参したのですけれど、映画館によって3Dメガネの取り扱いが違うみたいで、今回の映画館ではメガネはレンタル式で最後に返却するようになっていました。そのためそもそも持参したメガネでメガネ代が浮くということもなく。

 ストーリーはミニオンが怪盗グル―に出会う前のエピソードがイギリスを舞台に繰り広げられるというもので、随所にイギリスネタというか、アビーロードが出てきてビートルズの「Love Me Do」が流れたり、追いかけてくる警察が車を運転しながら紅茶を口へ流し込んでいたり。ミニオンたちがアフタヌーンティーを嗜む姿もかわいかったです。

 何よりミニオンがかわいい。この映画はミニオンのキャラクターありきで成り立っている映画です。彼らが彼ら特有の大騒ぎをする姿や彼らが彼ら特有の感覚で行動する姿をみて笑い、癒される。まずミニオンたちの服装も時代によってすこしずつ違うところがすごくキュート。最初はあのゴーグルも海藻だかなんだかわからないものでできていて、途中色が黄土色?になったのでおそらくまた違う物質でできたものになり、最終的にいまの銀色のゴーグルになる変遷があったりだとか、服装も原始的なものから寒い地域に移動してからはファー付のコート、ニューヨークに今回主役のスチュアートケビンボブの三人が上陸してからは現在のサロペット姿に。

 彼らが踊ったりお互いでふざけて笑い合っている姿を観るだけで楽しくなります。とくに今までひとつの個体に個性をそんなに持たせずにミニオンという生物の群集として描かれていたものが、今回は三匹(?)の個性を持ったミニオンが主役だったので、よりかわいく、そしてボブがとくにかわいかった。テディベアのぬいぐるみを抱えている姿は最強。

 

 そして楽しみにしていた3D映像。エリザベス女王の王冠を狙いにいくあたりのドタバタシーンが一番3Dとして楽しかった場面ではあったんですけれど、なんだか前回のほうが3Dで楽しいシーンが多かったような気がしました。観たのが二年前とかなので想いで補正が強いのかもしれませんが……。エンドロールが終わった後のおまけ映像も、前回のほうが3Dを愉しませる仕掛けが多かったように思います。

 

 この映画はミニオンの生体を楽しむ映画なので、ストーリーの筋はあんまり注目すべきところではありません。それは一作目や二作目にもあてはまります。あまりつっこんで考えても穴だらけなので、観ているときはさらっと流すことになります。ここからネタバレをまじえますね。

 最強のボスを探しつづけ結果スカーレットオーバーキルに仕えることになりますよね、そして指示通りエリザベス女王の冠を狙いますよね、そこでミニオンが冠をゲットしてしまい、王座についてしまうとこまではまあ了承するとします。けれどその後スカーレットに、簡単に言うと怒られて冠を渡し法を変えて王座を譲ります、そこもまあオッケーです、アニメですから。でもそのあとミニオンがおとしいれられ仲間を人質に取られるなどし、スカーレットに立ち向かうわけなんですが、そこで勝利をした結果再び王座についたエリザベス女王から栄誉を称えられる式典に呼ばれるというところがあまり納得のいく展開ではなかったといいますか。まあ悪党を倒して称えられるという筋で行けばなんでも丸く収まるという法則はわかります。でもこの場合ミニオンがスカーレットの指示に従い冠を奪取したことからこの騒動ははじまったわけだし、なぜ称えられているのだろう……?という疑問はファミリー向けアニメ映画だからということを差し引いて考えようとしてもなんだかもやもやっとしました。まあかわいいからなんでもいいんですけれど。

 加えて中盤ですこしにおわせたスカーレットの心の闇の部分的な話。スカーレットがなぜ冠に執着するのかも「これでわたしはしあわせになれる」的発言も途中さらっとしながらも結局それに深入りすることもないまま。それなら最初からただ名誉がほしいという欲のある悪党として描いたほうが単純なのではと思ってしまいました。全然関係ないけれどスカーレットオーバーキルって声に出したくなる名前だよね。意味もなくフルネームで呼びたくなる。

 

 まあそんな感じです。べつに前作をみなくても楽しめるとは思います。「危機一髪」のほうを「月泥棒」を観ずに楽しめたので今回も同様なんじゃないでしょうか。ただ最後に子供時代のグル―が登場するので、前作を観ていたほうがそこは盛り上がるかもしれませんね。ただわたしはあんまり盛り上がりませんでした。ふつうに大人のグル―が登場してくれたらもっと盛り上がっていたと思います。声が中途半端に鶴瓶さんのままっていうのがバリバリの違和感を出していたのと、なんでわざわざ子供の姿?っていう。あんながらがら声の子どもいませんよ。なかば鶴瓶さんをグル―に起用してしまったがために、子供時代用に声を別の人があててしまうとこの子供がグル―だとわかりにくい可能性があると考慮されたのでしょうか。

 子供時代のグル―として出てきたのは続編が出たときのためなのかなあなんてぼんやり思いながらも、ああやっぱり楽しかったな~とエンドロールをながめながら思ったのでした。続編が出るならば次回も必ず3Dで鑑賞する所存。

 

 

おわり