わたしたちに明日はない

映画をよく観てます

浅野いにおの「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」1.2巻読んだ



髪の毛を黒く染めました。しばらく明るい髪とはさよならです。しばらくというか、今後ブリーチをかけるなどして明るい髪にすることはあるのだろうか。わたしは黒髪が似合わないので、職場に慣れてきた頃には茶髪にするでしょうが、一刻もはやく茶髪にしたいです。




久しぶりに家でお菓子たべながら漫画を読むということをしました。これってすごく幸福感に浸れますね。最近は外で遊び呆けていたので、なかなかに新鮮でした。
そして今回わたしが読んだのは浅野いにお最新作の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」です。長いわ。全然タイトル覚えられんわ。

いままで刊行されてきた浅野いにおの漫画はわりとどれも読んできました。にわかにサブカル女なので。しかしわたしは「おざなりくん」しか所持しておらず、そのほかはすべて知り合いの所有物です。類は友を呼ぶ。
おやすみプンプン」は、部室で読んで泣いた覚えや、鬱っぽくなった覚えがある作品です。ラストの収まりに納得がいくようないかないような、フワッとした気持ちを抱いたのも覚えがあります。刊行される度人から借りて読んできたので、読み返すこともできず、ただフワッと読んできました。


浅野いにお作品を購入せずにあの手この手でほぼ読破してきたわたしですが、今回の「デ(略)」は今までの作品の中で一番好きかもしれない!という印象を、1巻を読んだときに受けました。(ちなみにこの作品も買ってません。しかしある程度巻数が出揃ったところで買いたいなと思っています。なぜならおんたんがかわいいから。)

この作品のどこが好きかって、いつもの浅野いにおテイストでありながらにして、登場する女の子がいたって普通で素直な子たちばかりだからです。いつもだったらみんな何かを腹に持ってたり何かを悩んでたり、そういう若者のリアルな思考の面をえぐりとってきたキャラクターばかり出てくるのに、今回は若者のリアルな生活を描きながらもそういうったゴリゴリに踏み込んだ事情をキャラクターにもたせてないんです。今の時点でそういう描き方なだけで、後々エグいことになるのかもしれませんけれど。
これはこの作品の大きなテーマである日常と非日常の共存を、より互いの輪郭をくっきりさせるためにそうせざるを得ないということなのかもしれませんが、なによりそのへんの塩梅も好きなのです。すっからかんな普通の女子高生と非日常の対比が、すごいなんかみてて気持ち悪くて気持ちいいといいますか。


あと、いつにも増して社会風刺が激烈にきいている部分が気持ちいいです。具体的にどことは言いませんけれど、とにかくちりばめられた皮肉にいろいろ現実をあてはめることが改めて描かれることの快感。
物語の時代背景は完全に3.11を受けての構造になっていて、どこもかしこもいまのわたしたちが生きている世界にぴったりあてはめることができます。非日常のなかに平気な顔して暮らしているのはおんたんたちだけではなくて、わたしたちもなんだなって思わされます。わたしなんかはもう、見て見ぬふりをして暮らしているようなものです。直視したところで、わたしにできることはなんにもないんだって、思ってしまうから。



とにかくまだ2巻までしか出ていないので、なんとも具体的には言えないけれど、この漫画はいまを生きているひとが読むべき漫画であり、あとあと読んでもしょうがないという新しいジャンルの漫画だとおもいました。おんたんかわいい。



おわり