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Flower of life

映画をよく観てます

感想:「LEGOムービー」万人に勧める映画


The LEGO Movie - Everything Is Awesome - Official ...

(吹き替えの予告がひどかったときいたので、とりあえずこの歌をどうぞ。)

 

 TSUTAYAのオンラインクーポンで、準新作が100円になるクーポンをいただきましたので、さっそく利用して準新作のなかで一番見たかった「LEGOムービー」を借りてきました。

 

 こういうアニメーションは子供のころから吹き替えでみていることもあり、たいてい吹き替えでみるんですが、なぜか字幕を選択。感想は端的に言うと最高でした。傑作です。ほんとうに誰にもでおすすめできる映画です。年齢や性別、趣味を問いません。最高におもしろいです。もしこの記事をご覧になっている方で準新作クーポンを手にした方はこれを真っ先に借りることをおすすめします。もしもってなくてもほかに観る映画がないという方はこれを手に取るしかありません、損は絶対にしませんので。

 ただ字幕ではなく、吹き替えで見ることをおすすめします。視覚的情報量が半端じゃないので、吹き替えでみないとめまぐるしさに拍車がかかります、ほんと。なのでわたしはそのあと「勝手にしやがれ」を挟んだあとに、吹き替えで見直しました。

 

 宇多丸氏の映画評論ラジオをyoutubeで聴いていただければ、わたしが感覚的に受け取ったものを言葉できっちり説明してくれます。これまでで一番わたしの思ったことと彼が言っていることがほぼ同じでした。わたしには言葉でうまく説明できませんが、彼には闊達と説明する力があります。信者ではありませんが危うく入信しそうになりました。彼がラジオでしゃべったこと以外にわたしがコメントしたいことはほぼないんですが、この映画をどこかの誰かが観るきっかけになればと思うので、書いてみます。

 

 

 あらすじとしては王道な、主人公が予言における「選ばれし者」だと発覚し、世界を救うためてんやわんやする、みたいなのがあらかたな筋になっています。ただこの主人公エミットくんはとっても平々凡々なキャラクター。これといって特徴がない、すべてが「並み」。彼は作業員で、みんなが好きなものが好き。顔も平凡。

 冒頭に張り付けた「Everything is awesome」は序盤で流れます。いわゆるその世界におけるはやりの曲で、序盤ではその底抜けの明るい曲調が不気味にすら聞こえます。みんな最高!という曲。

 ばか高いコーヒーを買うことがイケてることだったりとか(値段設定が3000円超え)、毎日同じネタを放送しているのであろう「ぼくズボ」という番組で毎回大笑いすることだったりとか。そういうちょっとした社会的皮肉もきいています。かくいうわたしもなぜかスタバで一息ついちゃうんですよね。コーヒーは頼まないんですけど。それと、毎回同じネタを披露する芸人を放送し、それをみて毎回笑う大衆も滑稽ですよねって話で、スギちゃんとか、「だめよ~ダメダメ」とか。その類で笑った経験は最近ありません。テレビをそもそも見ないからなんですけど。

 結局それらが悪いってことではないんです、ただ可笑しいよねっていう。

 

 それで、これをまっさきにアピールしなきゃいけないことなんですけど、全部レゴでできてるんですよ!厳密に言えばレゴでできているように見せてすべてCGなんですが、レゴで実際に組み立てられなければCGの映像上でも成り立たないので、結局レゴで作っているようなものなんです。実際レゴを使って組み立ててみたりとかもしたらしく、ものすごい技術なんですよ…。それに途中で海原とか砂漠とかでてくるのにそれもレゴなんですよ。爆発する描写もレゴ、立ち上る煙もレゴ、主人公があびるシャワーもレゴ…。この映像をみるためだけに観てもいいってくらいに映像がすごい。

 どなただったか忘れましたが、ぎりぎり目で追いつけるレベルの速さで画面がめまぐるしく動く、とおっしゃっていたんですが、わたしは時々おいつけてませんでした。

 

 それでですよ、このまま書き続けても宇多丸氏と同じことを稚拙な文章でわかりにくく書くことしかできなさそうなので、それぞれの観点からわたしなりに気になったとこだけチョイスします。

 

・好きなキャラクター

 これはユニキャットとベニーです。ユニキャットの一見かわいいけど変な沸点を持っているところがすき。最後らへんで豹変してレゴを組み立てるでもなく己の体のみで敵にかみついて回るところはけっこう笑いました。

 ベニーは宇宙船好きの宇宙飛行士なんですが、随所で宇宙船を作りたがり、ことごとく宇宙船は不要だと言われしょんぼりし、自分が途中まで作った宇宙船を叩き割るのがすこし笑える、程度だったんですが、ラスト付近で宇宙船を作っていいと言われたあとの発狂ぶりが声出して笑いました。字幕でも吹き替えでも笑いました。字幕だと英語で「space ship! space ship! space ship!」、吹き替えだと「宇宙船!宇宙船!宇宙船!!」と、どっちも声音が笑えるんですよ。そのまま敵をすごいスピードで倒していくのも笑えました。かわいい。

 

・笑った箇所

 上記のベニー半狂乱シーンを含め、この映画すごい笑うポイントがあるんですよ。随所で笑わせてきます。印象に残っているのは、これも宇多丸氏がラジオで言及していましたが、ワイルドガールというヒロインの髪のなびかせ方ですよね。レゴだから髪の毛サラサラとなびかないじゃないですか、それをレゴなりに、レゴだからこその動きで表現しているんですよ。観たとき「それでそうやんのかよ」と心の中でつっこまざるをえませんでした。

 

 結局同じことを下手な文章で書いてしまった。

 とりあえずおもしろいんです、伝わるでしょうかこの気持ちの高ぶり。そして話がただの王道物語じゃなかったところに行き着くのも最高なんです。これはほんとうにネタバレを観ずに素直に映画を観るべきだと思うのでもう書きません。「トイ・ストーリー」にもあったようなレゴ的おもちゃ論が展開されます、その結論の出し方が最高なんです。わたしがもしレゴのコアなファンで、いまもずっとレゴを組み立てているような大人だったとしたら、もれなく号泣していると思います。

 そしてその話だけで終わらないラストのオチ。子供向けとしてもしっかり成立できている理由が、そのオチを持ってくる腕に見ることができます。最高かよ。子供も大人も楽しめる、最高。すべては最高!

 

 ぜひ見てください。文句なしの傑作、今年観た映画でトップクラスでした。

 

 

おわり