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Flower of life

映画をよく観てます

感想:「12人の怒れる男」みんな怒ってる傑作


Twelve Angry Men Trailer - YouTube

 

 映画おすすめスレまとめでよく名前があがっていたのを目にしていたからか、TSUTAYAでふと目についたのでかりてみました。最近90分くらいの映画ばかりみているせいか、90分の長さが一番見やすいように思えてしまい、2時間越えの映画を避けてしまいがちなので、そろそろ2時間越えの良い映画を見たい。「風とともに去りぬ」なんか4時間あるのに、DVDなんか二枚組なのに、長く感じさせない。そういう映画もあるのだから、結局長さじゃないんだってことを思い出したいです。あとあれ、「愛のむきだし」。あれはエンターテイメント的な意味で4時間があっというまだったよ。

 

 これはアメリカの陪審員制度で招集された12人の男たちが、父親を殺した少年の有罪か無罪かをきめる話です。少年にとって不利な証拠ばかりで満場一致の有罪だと思われたものの、そこにひとり少年の無罪の可能性を発言する男がいることで、話が進んでいきます。その男の冷静で理性的で、強い芯のある感じがすきでした。

 劇中のほとんどが狭い部屋で12人の男たちのみによって繰り広げられます。なおかつ暑い日なのに冷房のない部屋なので、みんな余計気がたってくるのです。初対面の人にそこまで怒鳴り散らすか!ってくらいみんな怒鳴りはじめるんですよね。無罪の可能性を発言する男のひとが証拠のひとつひとつを改めて検証していくことで、有罪を主張していたひとびとを味方につけていくさまがすごくすきっとしました。

 膨大なお金をかけなくたって、おもしろい脚本に部屋ひとつと人間がいれば、映画は成り立つどころか傑作となることもできるんだなと改めて思いました。それは映画に限らず、なんにでもあてはまることで、お金がないからとか用意ができないからとか、できない理由ばかり挙げてやらないのではなくて、自分の準備できる限りのことでなんにでも挑戦してみれば、いいものができる可能性はいくらでもあるってことなんだよね、と心に留めておきます。

 

 とにかくおもしろいです。90分がさらにあっというまの展開。部屋がずっと同じで派手なアクションもないのに退屈する暇もない、傑作でした。これはみんなにおすすめしたい、そんな映画でした。

 

おわり