わたしたちに明日はない

映画をよく観てます

感想:「シザーハンズ」ええ悲しい…


シザーハンズ予告1 - YouTube

 

 Bluray版を借りてきました。わたしはDVDをみるとき基本PCにセットして観ています。自分の部屋にテレビがないのと、一階のリビングは夜寒いからです。基本お昼はだれもいなければいいんだけど誰か人が行き来したり途中で誰か帰ってきたりすると集中できないので、お昼ももっぱら自分の部屋でみます。PCをBluray対応のもの買っておいてよかったと、たまに買ったときにお金を多少多くだしてくれたお父さんにひたすら感謝。(入学祝なので自分で買ったわけではない)

 

 

 さて、今回は観たことないひとでもきいたことはあるティムバートン監督ジョニー・デップ主演の「シザーハンズ」です。手が鋏の人造人間が人間の女の子に恋をしてしまうお話。最初女の子のお母さんがお城にこもっていた人造人間エドワードを自分の部屋に連れて帰るとこからはじまるのですが、思っていたよりもみんな順応性高いのよね!すぐ慣れる。ふつうびびると思うんですけど、童話みたいな世界観なんですね、その優しい世界と想像以上に純真無垢なエドワードにこころを癒されながらみていました。周りの住民もすぐに慣れて、彼をはげましたり家の手伝いをさせてお返しにクッキーあげたりと、うまくエドワードのいいところを引き出しながら関係を築いていきます。

 (ていうかyoutubeで予告をみましたが、Blurayってすごくきれいなんですね。いままでDVDとの差をあまり感じたことなかったけど、Blurayかりてよかった。)

 

 その家のお父さんも男の子も、そのひとなりに彼のことを受け入れて、蔑ろにするでなく家族としてスムーズに付き合っていきます。彼は彼で純粋に彼らの言葉をきき、行動し、そのぎこちなくも微妙な表情の移り変わりが、ジョニー・デップうまいなあと思った点です。

 そんな感じで前半は笑ったり微笑んだりして見れていたんですけれど、だんだん物語の雲行きが怪しくなっていきます。ここからだんだんネタバレです。いままでうまくつきあってこれて、みんなに人気のエドワードだったんですが、犯罪の片棒かつがされてからどんどんみんなの信用を失ってしまうのです。その犯罪を手伝っちゃった理由をエドワードは女の子に、悪いことだとわかっていたけれど「君に頼まれたから」やったとこたえるのです。純粋すぎるからこそ胸が痛い。そんなエドワードを見かねて善悪のしつけをしようと、道端で拾ったお金をどうするかという選択肢問題をエドワードにだし、エドワードは「愛する者にプレゼントを買ってあげる」という選択肢を選んじゃうんです。愛らしすぎる。

 クリスマスの日、エドワードが庭で氷の彫刻を熱心につくっているところで女の子の手を傷つけてしまい、女の子のボーイフレンドに出て行けと追い出されます。そのシーンの胸の痛さ。住民からはあらぬ噂でおそれられ、嫌われ始めており、警察まで呼ばれる始末。そして結局家に逃げ帰り、女の子がエドワードに「抱いて」といいます。エドワードはすこし抱き寄せようとするそぶりをみせるものの、結局「できない」と断るのです。そのシーンではもう涙しかでません。

 わたしはここらへんまできて、胸の痛さはおそらくラストで解消されるだろう、何か彼に報いがあるのだろうと、完全に信じ切っていました。こんなに後半ずっと胸がいたいんだから覆す何かがあるだろうと。しかしそんなハッピーエンドは訪れませんでした。女の子をぶっとばした元ボーイフレンドを怒りのあまりころしちゃうし、結局それを機に完全に町の生活に戻ることはできなくなってしまうし、なにより女の子とせっかく通じ合えたのに離れ離れでおばあさんになっても会えずじまいだったし。

 

 女の子のお母さんが連れ出すことで、人と触れ合うたのしい生活を知ってしまった彼がふたたびお城でひとりきり、ずっと暮らしたのだと思うと胸が痛いどころじゃありません。

 (あとここつっこんだらダメだとわかってるんですけど、その町に雪が降り出したのは彼がきっとうんたらかんたら~って説明したあとほんとうにその通り、エドワードが氷の彫刻をつくってる雪の塵がお城の窓からブワーっとふきでて町にふりそそいでいたんですけど、そのシーンみたらけっこうな勢いで窓からでてるのがはっきりわかるんですよ。お城は高台にあって町のどこからでもお城をみることできるのだから、完全に雪がふってるんじゃなくてあのお城からブワーでてるのが降り注いでるってバッチリわかるからなんか風情ないな…とおもってしまいました。)

 結局後半はずっと胸が痛い話だったんだけれど、最後のお城のシーンで彼女が彼に愛しているわとささやいたことが、彼にとっての救い、報われる言葉だったんだろうと思います。

 

 クリスマス近くにみたい映画でした。家の色とかもポップでほんとに童話みたいでした。ぜひBlurayでどうぞ。

 

おわり。